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2024年5月の記事一覧

【校長のつぶやき】レッドロビンの生け垣とコデマリ草(2024.5.17)

 青葉萌ゆる新緑の時節となりました。本校から眺める里山の景観では、草木の若葉の色合いが楽しめますが、校長室の窓から見える植栽で、ひときわ目に付くのは、生け垣の赤い葉です。

 4月下旬にはこの写真のように、新芽から赤い葉が育ち、伸びていました。

 5月中旬には、しっかり選定されていました。葉の赤みも幾分色あせてきました。この植栽は、レッドロビンという植物が用いられているそうです。気にして眺めると、住宅地の垣根でもよく見られます。

 また、中庭の藤棚脇にあるコデマリ草が、きれいな白い花を咲かせていました。柳の枝のようにたわんだ枝にきれいな花が見事に並んでいます。枝振りの調整は、藤棚やレッドロビン同様に、庁務員の方による行き届いた手入れのおかげだと思います。心のこもった手入れ、本当に頭が下がります。

 遠くから見ると、このかたまりが1輪の花のように見えますが、近くで観察すると、小さな花が密集して握りこぶしほどのかたまりを形成しています。ちいさな鞠の球「小手毬」から命名されており、別名は「すずかけ」だそうです。

 コデマリ(スズカケ)の花言葉は「優雅」、「上品」、「友情」があるようです。村高生の皆さんは、是非この可憐な花を眺めてくださいね。小さな花が寄り添うようにしてそれぞれが精一杯花びらを広げている姿が大変印象的ですよ。

【校長のつぶやき】満開の藤棚(2024.5.2)

 中庭の斜面に造られている藤棚では、きれいな藍色の花が見頃となりました。

晴れている日に撮影しようとしたら、藤棚の周囲にクマバチが何匹も飛び交っていました。そのため、ゴールデンウィーク中の曇り空の日に、再度撮影に挑戦しました。撮影日にはクマバチの姿はなく、羽音を怖がることもなく藤棚の下に入ることができました。

 千葉市科学館のウェブサイトによると、藤の花は、クマバチのように力がなければ蜜を吸うことができない固いフタに閉ざされているそうです。クマバチにとっては藤の花は他のライバルに蜜を取られる心配がなく、藤にとってはクマバチだけが自分の花粉を運んでくれる昆虫なのだそうです。こうした生物の関係を「相利共生(お互いが利益を得られる関係)」といいます。

藤の花言葉には「優しさ」、「歓迎」、「決して忘れない」、「忠実」があります。

村高生は、校舎の窓や実習棟の渡り廊下からも、藤棚を眺めることができます。