校長のつぶやき
【校長のつぶやき】「小春日和の学校風景」 (2024.11.14)
暑くて長い夏が過ぎ、季節は確実に冬に向かっています。地球温暖化の影響も手伝ってのことか近年はあたたかい日が多い傾向があるようですが、それでも朝晩の冷え込みから、季節の移り変わりを感じます。
秋晴れの快晴の空に、飛行機雲が映えていました。秋空は、とても澄んでいて高く見えます。
駐車場にも落ち葉が舞い、木々も秋の装いとなりました。
銀杏の葉と、青空の色のコントラストが美しいですね。
駐車場脇には、柿の実がひとつ、少しばかりの葉っぱと共に枝に残っていました。鳥に食べられないという事は、澁柿なのかな?
柿の木のとなりには、サザンカの木が沢山の花を付けていました。
優しいピンク色のサザンカの花、とてもきれいです。「さざんか」には寒さに強い常緑樹という印象がありますが、元来野生種の生育北限域は西南日本の山林で、日本各地に植栽されるようになるまでには幾度もの品種改良が重ねられたそうです。花言葉は「ひたむきさ・困難に打ち勝つ」です。
松の葉が、ふわふわのカーペットのように縦に横にと折り重なっています。松ぼっくりも沢山落ちていました。そうこうして、校地内を散策していると、野球場の方から生徒の歓声が聞こえてきました。野球場への坂道を上り、授業の様子を見せてもらうことにしました。
3年次の生徒が、ソフトボールの授業に楽しそうに参加していました。
チーム形式で楽しんでいましたが、両チームのキャチャーを兼任していたのは、野球部監督でもある体育科の先生でした。まさに、授業の要として、一人一人にアドバイスをしながら活動を盛り上げていました。
きれいに整備されたグラウンドでは、男女混成の両チームが、楽しくプレーを続けていました。
10月の研究授業では、体育館でプラスチックのバットを使い導入の活動をしていましたが、その甲斐もあり初心者の女子生徒も、バッティングを楽しんでいました。
野球部を引退した生徒も、運動がそれほど得意ではなさそうな生徒も、皆で元気に声を掛け合い、励まし合いながら授業に参加していたのが大変印象的でした。互いを思いやる村高生、素晴らしいです。
野球場の坂道からの校舎風景です。秋空に映える村高の学び舎は味わいがありますね!
校地下の空き地には、ススキの穂が金色にたなびいていました。本校周辺、小春日和の秋の風景でした。
【校長のつぶやき】「本校創立100周年記念式典」 (2024.11.1)
11月1日(金)に、大河原町のえずこホールを会場に「村田高校創立100周年記念式典」が開催されました。今年度本校最大のイベントです!
会場に入場する前の本校生。当日は寒くもなく、天気も良くて安心しました。
ステージの準備は整い、あとは生徒、御来賓の皆様の入場を待つばかりです。
いよいよ式典が始まりました。生徒の皆さんは、大切な行事であるという自覚をもち、真摯に式典に参加してくれました。来賓の皆様からもお褒めの言葉をいただきました。
式典開催にあたり、公私ともにご多用のところ、宮城県議会議長 髙橋伸二 様、宮城県議会議員 枡和也 様、宮城県教育委員会教育長 佐藤靖彦 様、村田町長 大沼克巳 様、村田町議会議長 遠藤実 様、宮城県高等学校長協会副会長 樽野幸義 様、宮城県特別支援学校長会会長 遠藤浩一 様、大河原教育事務所長 鎌田雅博 様、さらに、村田町議会議員の皆様、村田、川崎、蔵王 各町教育委員会教育長の皆様、地元 近隣 官公庁・事業所等代表の皆様、本校歴代校長の皆様、並びに県内高等学校・特別支援学校、地域・中学校校長の皆様、そして、本校学校評議員、旧職員、同窓会・PTA代表の方々をはじめ、多くの御来賓の皆様の御臨席を賜りました。心より御礼申し上げます。
私の式辞では、19枚の画像を用いて、開校から現在までの本校・地域の様子や社会背景を紹介しました。
旧校舎の紹介画像です。式辞は、人生100年時代を生きる生徒の皆さんが、時間の積み重ねに思いを巡らせる好機にしてもらいたいという思いを込めて作りました。人生を積み重ねていくことの尊さについて、本校の歴史に思いを寄せつつ少しでも考えてもらえたなら幸いです。
式辞の後に、御来賓代表の皆様及び式典実行委員代表者が登壇して式典が進められました。御来賓を代表して、宮城県教育委員会教育長 佐藤靖彦様、村田町長 大沼克巳様より御祝辞を頂戴しました。公私御多用の折り、御臨席いただいた御来賓の皆様、大変ありがとうございました。
本校90周年以降に在任された歴代校長先生に、髙橋 秀夫 実行委員長より感謝状が贈呈されました。10年前の90周年記念式典の際の校長を務められていた、大沼 博之 様に代表して受領していただきました。
続いて、本校元振興会会長 渡邊 千治 様に感謝状が贈呈されました。渡邊様も本校同窓生です。
歴代PTA会長を代表して、佐藤 喜晴 様に感謝状が贈呈されました。
本校同窓会長でもある髙橋 秀夫 実行委員長には、私から感謝状を贈らせていただきました。
生徒代表謝辞は、前生徒会長の佐藤 逸喜 君が母校への思いに溢れる堂々としたスピーチを披露しました。(式典の様子は、11月13日河北新報朝刊にも掲載されました。逸喜君の晴れ姿が、カラー画像で紹介されています。)
芸術鑑賞会の部では、阿部金三郎、銀三郎兄弟を中心とする津軽三味線民芸ユニット「あべや」の演奏を楽しみました。楽しいトークを交えながら、心を揺さぶる演奏を披露してくだりました。
生徒の皆さんも、ソーラン節の踊りで演奏を盛り上げるなど、大活躍でした。
舞台に上がった皆さんは、さぞや緊張したことでしょうね。でも、一人一人の持ち味が発揮されていて、全員がとても良い表情をしていましたよ。
本校の記念すべき式典に花を添えてくださった「あべや」の皆様、心のこもった最高の演奏を披露していただき、本当にありがとうございました。
【校長のつぶやき】「秋の交通安全県民総ぐるみ運動柴田郡4町合同出発式」と「バイク通学許可証交付式」 (2024.9.17)
9月17日(火)に、本校校門前スペースを会場として「秋の交通安全県民総ぐるみ運動柴田郡4町合同出発式」が開催されました。
出発式には、本校吹奏楽部と生徒会が参加して、交通安全運動を盛り上げました。吹奏楽部6名と教職員3名が力を合わせて素敵な演奏を披露しました。
4町の町長を代表して村田町長様より、続いて大河原警察署長様よりそれぞれ御挨拶がありました。続いて、本校生徒会長から「交通安全の誓い」が述べられました。交通安全活動へのしっかりとした思いが参加者に伝わりました。
警察署員、地域の交通安全推進活動に協力している地域の方と共に、本校生徒会の皆さんも出発式に参加しました。
みやぎ川崎慶長遣欧使節団・支倉常長様の勝ち鬨(かちどき)号令の様子です。
パトカーが、号令を合図に、地域の交通安全巡回に向けて出発していきました。
村高生の皆さん、これから日も短くなってきます。くれぐれも、交通事故に遭わないよう気を付けてください。地域での交通事故が少しでも防げるよう、皆で交通ルールを守りましょう!
マスコットキャラクター、支倉常長様とともに記念写真。参加、協力してくれた村高生の皆さん、お疲れ様でした。
吹奏楽部の皆さん、先生方、出発式冒頭の演奏も、勝ち鬨のファンファーレもとても気持ちがこもっていて、一生懸命さが伝わる音を届けてくれてありがとうございました。良い思い出が出来ましたね。村田町マスコットキャラクターくらりんと、私も混ぜていただき記念撮影!ありがとうございました。
今回は交通安全特集として本校バイク通学許可証交付式の様子も紹介します。
今年度二回目の交付式は8月28日(水)に、保護者の方にも同席いただき実施されました。登下校時にバイクを利用する生徒の皆さんは、くれぐれも安全運転を心がけてくださいね。
代表生徒に許可証を手渡しました。私は、お札かお守りを配るような心境でした。皆さん、路面状況をよく見て、無理のない運転をしてください。
【校長のつぶやき】「学ぶ姿勢」を身に付けよう(2024.8.26)
8月23日(金)に夏季休業明けの賞状伝達、全校集会が実施されました。この集会で、村高生の皆さんに伝えた内容を掲載しました。当日、体調不良等で欠席した生徒の皆さんは、是非目を通してくださいね。
令和6年度 夏季休業明け全校集会 挨拶
令和6年8月23日(金)
今年の夏も昨年に続き、日本中が記録的な暑さを観測しています。感染症も引き続き拡大しているようですが、皆さんは、夏季休業期間を元気に過ごせたでしょうか。それぞれの生徒の皆さんが、長期の休みならではの経験が出来た事と思います。
昨日の夜、「もう少し夏休みが続いて欲しい」と、思った人も多かったのではないでしょうか。ある程度、自分のペースで過ごせる時間が終わってしまうので、誰もがそう思ったのではないかと思います。私を含め、多くの先生方も同じ気持ちだったのではないでしょうか。
学校生活のリズムに体や心が慣れるまでに、少し時間がかかると思います。暑さも続きますので、一人一人が、自分のコンディションをしっかり見定め、自分の間合いで少しずつ心や体の調整をしていきましょう。苦しいときには、先生方に相談に乗ってもらいながら心や体の体調を整えてください。
夏休みの期間も、部活動や補習、講習等で登校した人もいました。また、3年次の皆さんは進路に向けての登校や受験対策で、慌ただしく過ごした人も多かったと思います。
アルバイトや家事の手伝い等を通して、社会勉強をした人も沢山いるのではないでしょうか。
今、私は「社会勉強」という言葉を使いましたが、今日は「社会での学び」についてお話しします。
さて、皆さんは自分の人生は何年あると考えるでしょうか。不慮の事故や、思いがけない病気になることも考えられますが、村高生の皆さんには、元気に・前向きに、末長い人生を歩んで欲しいと心から願っています。
アメリカ、カリフォルニア大学バークレー校の研究機関によれば、日本は世界一の健康長寿国で、2007年に生まれた日本の子供が、107歳まで生きる確率が50%と予測されています。
つまり皆さんは、まさに人生100年時代を生きる世代なのです。
また、社会が変化するスピードは年々加速化が進んでおり、新しいことを学び続けなくては社会生活に対応することが難しくなる時代でもあります。
社会の変化に対応する事の重要性について、学習院大学の滝沢美帆教授は、次のような事を唱えています。
「機械など、有形資産の陳腐化が進むスピードは年10%ほどだが、人的資本の価値は年40%のペースで失われる」そうです。
平たく言えば、高性能の最新式のパソコンでも、年10%の割合で商品価値が下がってしまいますが、一方で、パソコンを使う私たち人間が、新しいICT機器の活用方法を学ばなければ、毎年40%の割合で職業人としての価値が下がってしまうという訳です。
人工知能(AI)の発展から、地球温暖化が一因と考えられる気象現象による猛暑、豪雨といった自然災害の増加にいたるまで、私たちの身近には、常に変化が隣り合わせであると感じます。
今日から学校での授業が再開されます。学習内容はもちろんのことですが、村高生の皆さんには、勉強の得意、不得意にかかわらず、様々なことを「学ぶ姿勢」を高校時代にしっかりと身に付けて社会に巣立って欲しいと心から願っています。
皆さんが今、学習に取り組むことは、卒業後に皆さんが人生100年時代をどのように生きていけるかという形で、成果になると思います。苦手教科、自信のない科目などがあっても全く構いません。毎日の学校生活をとおして、皆さん一人一人が、自分なりの「学ぶ姿勢」を見つけていきましょう。
村高生が実力テストを受けている時間帯に、青空に映える校舎を撮影しました。皆さん、お疲れ様でした。まずは、学校の生活リズムに直していきましょう!
【校長のつぶやき】体育祭最高!(2024.7.12)
6月27日(木)、28日(金)に、体育祭が開催されました。村高生、教職員全員の活躍により、とてもアットホームで楽しい体育祭となりました。
開会式では、寸劇風の選手宣誓が披露されました。私も打合せ通りに楽しく「演技」できました!
間隔をしっかりと取り、準備運動を入念に行いました。みんな、しっかり足を伸ばしています!
女子バレーボールの様子です。準決勝までの試合は、体育館にコートを2面設営して実施されました。ステージ側が男子、ステージ奥では女子の試合が行われました。2階ギャラリーの窓には新緑の青葉が映えています。ナイスサーブ!
バレーボール、バスケットボールともに、決勝とエキシビションマッチ(優勝チームと教職員チームの試合)は体育館センターコートを設営し直して実施しました。みんなで楽しく応援することが出来ました。
男子3年2組対先生方のエキシビションマッチは手に汗握る展開となりました。
バスケットボールの熱戦、攻守ともに素晴らしい跳躍力ですね。さあ、シュートは決まったのでしょうか!?
うわーっ、引っ張られてしまったー、とばかりに崩れ落ちる選手の皆さん。綱引きも、真剣勝負でしたね。
綱引きの試合前に円陣を組む3年次生徒たちです。みんな、仲間との絆を深め、村高生同士の団結力を高めることが出来ましたね。
男子綱引きのエキシビションマッチ、円陣を組んで気合いを入れる先生方。生徒と共に体を動かし、怪我もなく、チームワークがさらに良くなりました!
各クラスの黒板にも、体育祭を盛り上げるイラストが描かれていました。
表彰式では、2日間4競技の総合で上位入賞のクラスに賞状やトロフィーが授与されました。入賞チームの皆さんおめでとうございます!
大会運営に力を尽くしてくれた体育委員、生徒会、バスケットボール部、バレーボール部、野球部、それ以外にも適宜サポートに入ってくれた人を含め、全ての村高生の皆さん、担当者をはじめとする生徒指導部の先生・保健厚生部の先生方、運動部顧問など全ての先生方、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。保護者の皆様もユニフォームの洗濯等、御協力ありがとうございました。
ハッスルプレー満載で、思いやりに溢れた村高の体育祭、最高です!
【校長のつぶやき】ナデシコとホタルブクロ(2024.6.17)
村高生の皆さん、この花の名前を知っていますか。私は今まで、この花をあまり見た記憶がありませんでした。丹精込めて庭の管理をしてくださっている庁務員さんに尋ねたところ、この花が、あの有名な「撫子(なでしこ)」なのだそうです。インターネットで調べたところ、なでしこにも様々な種類があるようです。日本では古来より女性の美しさを称える「大和撫子」という言葉がありますが、この花が由来する表現だということです。サッカー女子日本代表の愛称が「なでしこジャパン」であることも有名ですよね。
庁務員さんは、この花が毎年咲くように願って中庭の手入れをしているとのことでした。校地内できれいな花を観賞できるよう庭の管理をしてくださって本当にありがとうございます!
植物が大好きな理科の先生によれば、これはムシトリナデシコ(虫取りなでしこ)と呼ばれる種類なのだそうです。茎の部分に触れると、ネバネバしているので虫が捕らえられることもあるようですが、食虫植物ではないそうです。
藤棚に続くスロープの両側に咲き誇るムシトリナデシコです。
上から見ると、このような感じでお花を楽しむことができました。
〔校地縁辺でひっそりと花を付けるホタルブクロ〕
広い校地内には、様々な野草が観察できます。今、校地縁辺斜面には、ホタルブクロが可憐な花を咲かせています。斜面下方より撮影しました。左上には校舎が写っています。
【校長のつぶやき】交通安全優良学校表彰を受けました(2024.6.7)
5月29日に大河原警察署で柴田地区交通安全協会通常総会が開催されました。同協会村田支部より本校の交通安全啓発活動を評価いただいたことから、総会の席上で本校が交通安全優良学校の表彰を受けました。
また、今回の表彰式では村田支部・交通安全功労者として、本校同窓会長である髙橋秀夫様にも感謝状が授与されました。本校及び関係者が地域の交通安全啓発に力を尽くしていることを、大変誇らしく感じました。髙橋様の地域貢献にも、心より敬意を表します。
交通事故を防ぐため、互いを思いやり交通マナーを守って過ごしていくことはとても大切なことだと思います。生徒の皆さんも通学時はもちろんのこと、休日や卒業後の生活も含めて、くれぐれも交通安全に留意していきましょう。
(バイク通学、自転車通学の皆さんは、常に安全運転を心がけてください。)
今回の校長のつぶやきは「交通安全」に関する内容ですので、5月15日に本校校門前で実施された「交通安全マナーアップキャンペーン」についても紹介したいと思います。
爽やかな五月晴れの朝、大河原警察署交通課の皆さんと本校生徒がチームを組んで、交通安全啓蒙活動を行いました。
署員の皆様、本校生徒会メンバーとともに集合写真を撮ってもらいました。
登校する本校生徒にリーフレットを配り、交通安全を呼びかけました。
皆さん、くれぐれも交通安全に気を配り、毎日元気に登校してくださいね!
【校長のつぶやき】華道部生徒の作品(2024.5.21)
今月中旬に「学校公開週間」が設定され、学校の様子を校外の方に参観頂きました。これに時期を同じくして、華道部の生徒たちが活けた花々の作品が校内各所で披露され、校内に美しい彩りを添えてくれました。
生徒昇降口前、正面には紅白の美しい色使いの2つの作品が並んでいました。
美しく大胆な色の配置、奥行きを計算した立体的な構図、素晴らしいです!
淡い色調でありながらも華やかで上品な作品、緑色を基調としながらも艶やかな紅色が映える美しい作品、いずれも、選んだ花器も含めてセンスを感じる素敵な生け花でした。華道部の皆さん、ありがとうございました。
家庭クラブの皆さんも、2年次教室に花を生け、彩りを添えてくれました!
きれいなお花が至る所に飾られ、心癒やされる村高の校内環境、最高ですね!
【校長のつぶやき】レッドロビンの生け垣とコデマリ草(2024.5.17)
青葉萌ゆる新緑の時節となりました。本校から眺める里山の景観では、草木の若葉の色合いが楽しめますが、校長室の窓から見える植栽で、ひときわ目に付くのは、生け垣の赤い葉です。
4月下旬にはこの写真のように、新芽から赤い葉が育ち、伸びていました。
5月中旬には、しっかり選定されていました。葉の赤みも幾分色あせてきました。この植栽は、レッドロビンという植物が用いられているそうです。気にして眺めると、住宅地の垣根でもよく見られます。
また、中庭の藤棚脇にあるコデマリ草が、きれいな白い花を咲かせていました。柳の枝のようにたわんだ枝にきれいな花が見事に並んでいます。枝振りの調整は、藤棚やレッドロビン同様に、庁務員の方による行き届いた手入れのおかげだと思います。心のこもった手入れ、本当に頭が下がります。
遠くから見ると、このかたまりが1輪の花のように見えますが、近くで観察すると、小さな花が密集して握りこぶしほどのかたまりを形成しています。ちいさな鞠の球「小手毬」から命名されており、別名は「すずかけ」だそうです。
コデマリ(スズカケ)の花言葉は「優雅」、「上品」、「友情」があるようです。村高生の皆さんは、是非この可憐な花を眺めてくださいね。小さな花が寄り添うようにしてそれぞれが精一杯花びらを広げている姿が大変印象的ですよ。
【校長のつぶやき】満開の藤棚(2024.5.2)
中庭の斜面に造られている藤棚では、きれいな藍色の花が見頃となりました。
晴れている日に撮影しようとしたら、藤棚の周囲にクマバチが何匹も飛び交っていました。そのため、ゴールデンウィーク中の曇り空の日に、再度撮影に挑戦しました。撮影日にはクマバチの姿はなく、羽音を怖がることもなく藤棚の下に入ることができました。
千葉市科学館のウェブサイトによると、藤の花は、クマバチのように力がなければ蜜を吸うことができない固いフタに閉ざされているそうです。クマバチにとっては藤の花は他のライバルに蜜を取られる心配がなく、藤にとってはクマバチだけが自分の花粉を運んでくれる昆虫なのだそうです。こうした生物の関係を「相利共生(お互いが利益を得られる関係)」といいます。
藤の花言葉には「優しさ」、「歓迎」、「決して忘れない」、「忠実」があります。
村高生は、校舎の窓や実習棟の渡り廊下からも、藤棚を眺めることができます。