校長のつぶやき
【校長のつぶやき】村高冬支度(2025.12.22)
2025年も間もなく幕を閉じようとしています。本日は冬至、1年を通して最も昼の時間が短い日です。皆さん元気にお過ごしでしょうか。
全国的にインフルエンザ、新型コロナウイルス等の感染症が猛威を振るう時節を迎え、本校も二年次で臨時休業日を 設けるなど、感染症拡大防止への対応に追われました。体調を崩した生徒、教職員、そして保護者・御家族には心よりお見舞い申し上げます。これから寒さも一段と厳しくなりますので、皆様どうぞ御自愛のうえお過ごしください。
さて、12月19日(金)は快晴になりました。空気は澄み、野球グラウンドのネットの先に、南蔵王連峰の美しい稜線が映えていました。屏風岳の尾根筋、右手が木に隠れていますが宮城県内最高標高地点の屏風岳、左手のピークが南屏風岳となるのでしょうか。
校舎内3階から、少し位置を変えて屏風岳を収めました。
上空上層に目をやると、巻雲と飛行機雲が観察できました。
図書館前は、クリスマス気分を盛り上げるの楽しい手作り装飾が登場!
有名百貨店のショーウィンドーさながらに、本校の図書館前は、いつも季節感溢れる素敵なアートスペースとなっています!
サンタさん達もお行儀良く並んでいます。前列の小さいサンタさんはサンタクロースのお手伝いをするフィンランドの妖精、ヨウル・トントゥかな?
クリスマスアドベントカレンダーが飾られています。ゴールは最後の登校日の「23日」ですが、クリスマスイブ、クリスマスと、皆さん楽しく過ごしてください。この時期は、わくわくしますね。
そして、年が明けると、2026年。干支は丙午(ひのえうま)です。来月は、ついに私も還暦を迎えます。
ブログを見てくださっている皆さん、今年もブログを読んでいただきありがとうございました。皆さん、どうぞ良いお年をお迎えください。
【校長のつぶやき】図書館新着2冊を紹介します〈能登半島を思う〉(2025.12.1)
今年度、私のおすすめの書籍2冊が、本校図書館蔵書に加わりました。いずれも、敬愛する東山魁夷先生(1908-1999)の著書です。国民的画家と称され、文化勲章を受章した日本画の巨匠は、名文筆家でもあります。作家・川端康成先生に「散文詩のような文章が音楽を奏でている」と評された随筆集「風景との対話」です。
もう一冊は絵画集「白夜の国」です。魁夷先生は54歳の時、奥様のすみ様とともにデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドを訪問し数ヶ月間の制作旅行をしました。このときに描かれた風景画が、短いメッセージとともに絵本のように配された美しい本です。
村高生の皆さん、図書館で本を手に取り眺めてくださいね。
昨年度の「図書館だより 第105号(R6.3.1)」に寄稿したつたない文章をご紹介します。
「風景との対話」
みなさんは、これまでにどのような本に出会ってきましたか。小さい頃は好きな絵本があったり、文章を読むのは苦手だけれど、漫画なら沢山読んできました、という人もいると思います。どのようなジャンルの本であれ、読書を通して自分が大好きだと思える作品と出会えることは幸せなことですよね。私が最も大きな影響を受けている本は、日本画家・東山魁夷(ひがしやま かいい)さんの随筆集「風景との対話」や絵画の作品集です。今回は、私が東山芸術に出会った経緯を紹介します。
私は、学生時代に地形学を専攻していました。卒業論文研究は、石川県能登半島の地殻変動。仙台でアパート暮らしをしながら能登の港町にも下宿先を見つけ、中古の原付バイクで半島全体を巡りました。調査では、過去の海面の高さを示す地形を測量したり、田んぼの一角でボーリング調査をして堆積物の砂泥を採取したり、露頭で貝化石などを見つけたりしました。採取した試料を仙台に持ち帰り、大学で化学分析をしてデータを集約し、一万年前くらいから現在までの半島全体における地盤運動を考察しました。この調査で、能登地方ではこの期間に何度か大きな地震があり、半島全体が北西上がりに傾きながら隆起をしたことがわかりました。(令和6年1月1日の能登半島地震でも、同様の傾向が見られました。)能登の美しい風景と対話することで、わずかばかりの成果をたぐり寄せ、それをまとまた事が私の学生時代の忘れ得ぬ思い出です。
私が随筆集「風景との対話」と出会ったのは、教員になったばかりの頃。書店でこの本を見つけ、タイトルに一目惚れしました。地形学者以外に風景と対話するのはどのような人だろうと思い、その本を購入しました。
以来、彼の生き方や絵画作品に共感し続けて現在に至っています。1998年の冬。私は東山さんにファンレターを出しました。日本画家として風景との対話を続けてきた事への敬意や、学生時代に地形学をかじった私の、つたない「風景との対話」についての思いを綴った内容でした。すると、東山さんから返事が届き、さらに画集や随筆集なども送ってくださりました。没後25年を経てなお、国民的画家と評される東山さんからいただいたお便りや書籍類は私の宝物です。
東山さんは、絵になる場所を探すという気持ちを棄てて、ただ無心に眺めていると相手の自然のほうから、私を描いてくれと囁きかけるように感じる風景に出合ったそうです。そして、その何でもない一情景が彼の心を捉え、足を止めさせ、スケッチブックを開かせたのです。彼をこの境地にまで高めたのは、終戦間際に徴兵され、陸軍での特攻訓練に参加した経験でした。ほどなく終戦を迎え、他力によって生かされていることを悟った東山さんは、以後珠玉の名作を次々に世に送り出しました。
東山さんは能登の海も描き、私が旅行で何度か訪問した北欧諸国の風景画も沢山残しています。長女の名前は、フィンランドの森と湖を描いた作品のタイトル「スオミ」から命名しました。私の人生の歩みの傍らには、いつでも東山絵画が寄り添ってくれているように感じています。
皆さんも、機会があれば東山さんの絵画作品や著書に触れてみてくださいね。
私は今夏、37年ぶりに能登半島を訪問しました。令和6年元旦に発生した「能登半島地震」、同年9月の豪雨災害によって、半島内の道路は今なお至るところで寸断され、丘陵地では至るところで地滑り、斜面崩壊が確認されました。
昨年度、本校生徒会では文化祭収益金の一部を、地震・豪雨で大きな被害を受けた能登の方々への義援金とさせていただきました。一連の自然災害で犠牲となった方々に哀悼の意を捧げるとともに、一日も早い能登の復旧・復興を心より願っています。
能登半島・石川県珠洲市の見附島付近。以前は海水浴を楽しむ方々で賑わっていた観光地にも、地震災害の痕跡が残されています。後方に写る見附島は、船のように見えたかつての姿から「軍艦島」とも呼ばれていました。現在は地震の揺れで島の形が崩れ、ずいぶん雰囲気が変わってしまいました。
輪島市曽々木海岸付近。地すべりによって崩壊した斜面が連なっていました。
輪島市曽々木海岸のトンネル入り口付近。片側交互通行にして、入り口付近の地すべりによって生じた土砂の撤去・復旧が行われていました。
今年8月にも線状降水帯が能登半島付近に発生し、新たな豪雨被害が生じました。地すべりに伴って倒れたばかりの木々の姿が痛々しいです。
輪島市ツバ崎付近。地震隆起により、海岸線一帯の地盤が高くなったようです。
一方、能登半島内湾に位置する能登島では地盤が沈降して、海水面がかなり高くなったようです。家屋の基礎くらいまで海面が到達しており、居住ができなくなった家もあるのだろうと思いました。
写真遠方に見えるのが「能登島大橋」です。かつては、能登島につながる唯一の橋でしたが、現在は「ツインブリッジのと」からも能登島へ渡ることができます。
ブログを見てくださっている皆さん、いよいよ年の瀬が迫ってきました。インフルエンザ等の感染症も流行していますので、感染予防を万全にされ、くれぐれもご自愛の上お過ごしください。
【校長のつぶやき】村高祭(2025.10.25)
(村高祭パンフレットより)
本日は、ご来校いただき誠にありがとうございます。記録的な猛暑の季節を終え、ここ仙南の地の里山も「秋本番」を迎えています。
秋といえば「芸術の秋」という言葉を連想します。村高生の芸術・文化の一大祭典である村高祭、今年は「BeReal.~村高祭の思い出をシェアしよう~#マジヤバイ村高界隈」のテーマのもと盛大に開催されます。村高祭実行委員を中心に、各参加団体の生徒たちが心を込めて皆様を歓迎し、おもてなしいたします。
そして、秋といえば「食欲の秋」でもあります。今年度も「親と子と先生といも煮会」では、普段の学校生活では味わうことのできない、「美味しくて楽しい時間」を満喫できることを期待しています。
ご来場の皆様と村高生が力を合わせ、思い出に満ちた「秋の一コマ」を心に刻めるよう祈念して、挨拶といたします。
いよいよ、村高祭!生徒会執行部の生徒はもとより、村高祭実行委員をはじめ展示発表各団体の生徒が、この日のために準備を進めてきました。
まずは、前日の最終準備より紹介します。
校舎前の階段には、「歓迎アーチ」掲げられています。この日まで、担当生徒が飾り付けを頑張って準備してきました。
私たち(実行委員長も含む)も頑張りました。歓迎アーチは生徒会、実行委員、担当して作りました。設置には男子バスケットボール部も協力してくれました。
慎重にパーツを運び、組み上げていきました。大きさも、階段スペースにフィットするように計算されていました。2日間、雨、風が無いことを願うのみです。
設置終了!生徒たちの歓声と拍手が、校舎内まで届きました。コモンホールスペースよりの眺めです。見学を終えて帰るお客様に「Thank You」のメッセージがちぎり絵で綴られました。優しくて温かい、素敵な作品です。毎日遅くまで学校に残り製作してくれた皆さん、本当にお疲れ様でした。
歓迎のゲートは、校地の入り口だけではありません。体育館の入り口にも風船を使った「歓迎ゲート」が設置されました。担当の生徒たちは、一生懸命に風船を膨らませていましたよ。
ステージでは、映像・画像の確認が行われていました。様々な発表が準備されていて、何だか楽しそうですよね。
いよいよ村高祭初日。快晴の秋晴れとなりました。本日は主に全校生徒でステージ発表を鑑賞しました。
歓迎アーチもきれいにできましたが、「C」の文字が少し動いてしまったかな?
風船も、きれいに飾り付けられました。実行委員の生徒が、朝の打合せをしていました。
11月のパソコン甲子園・全国大会に出場するコンピュータ部の発表がありました。出場選手の皆さんは、本番でもプレゼン頑張ってくださいね!
お昼には、PTAの皆さんに作ってもらった「芋煮」を全校生徒、先生方が一緒に食べました。本校恒例の「親と子と先生と芋煮会」のために、お忙しい中お力添えいただいた22名のPTAの皆様、豚肉の提供をしてくださった「とんとんの丘もちぶた館」様本当にありがとうございました。
家庭クラブの生徒がPTAの皆さんへの御礼として心を込めて作ったブラウニーが手渡されました。
作られた鍋によって味付けがそれぞれ微妙に異なっていましたが、どの鍋の芋煮も、とても美味しかったです。生徒も先生方も何杯もお代わりしていました。
午後のステージ発表も、生徒と先生方が協力して温かい雰囲気の時間を作ってくれていました。本当に楽しいひとときでした!
私も若手の先生とコンビを組んで「漫才」で参加しました。思いやりのある村高生は、温かく私たちの芸を見守ってくれていました!生徒の皆さん、先生方、ステージを盛り上げてくれて本当にありがとうございました。
今年の村高祭期間中に、29年前に担任していた教え子が、わざわざ山形県から私に会いに来てくれました。今は、JR東日本東北の運転士として活躍しており、山形新幹線も運転しているそうです。
「校長のつぶやき」ブログをいつも読んでくれているとの報告を受け、大変嬉しかったです。
村高生、本校卒業生はもちろんのこと、このブログを読んでくれている、これまでに私と縁のあった皆さん、本当にありがとうございます。大いに励みになります。
私が、このブログを書けるのもあと五ヶ月ほどとなりますが、今後ともどうぞよろしくお願いします。
ブログを見てくださっている全国の皆さん、朝晩の冷え込みが激しくなってきましたので、くれぐれもお身体に気を付けてお過ごしください。
【校長のつぶやき】吹き抜け階段(2025.8.1)
村高校舎の吹き抜け階段は、とても開放的な空間です。私は、この空間がとても好きで、来校されたお客さんにも、時には御案内して見てもらいその素晴らしさを紹介しています。
私は昨年のPTA会報で、吹き抜け階段の魅力について紹介した時の文章を以下御紹介します。
(はじめ 略)・・・
ここで、私が大好きな本校学び舎の「出逢いスポット」をご紹介します。それは、昇降口正面の開放的な吹き抜け階段です。日々の学校生活では、見通しの良いこの場所で、階段や廊下を思い思いに行き来する生徒たちと気軽に挨拶を交わすことができます。生徒たちの背景には、自然豊かな里山の風景、中庭の植栽や渡り廊下などが大きな窓越しに望めます。そして、天気や時間帯に応じて様々な表情を見せるステンドグラスの色彩は、生徒たちの学校生活に豊かな彩りを添えています。ここで日々生徒たちと出逢い、挨拶や言葉を交わすひとときを、私は大切にしています。
(以下 略)
校舎1階から吹き抜け階段を見上げて(右上にステンドグラスが見えます)
2階相当の高さの壁面にはステンドグラスもあり、季節や時間帯によってさまざまな表情の光が織りなされています。
ステンドグラスは職員室前廊下にも明るい光を届けています。
3階より吹き抜け階段階下を見下ろしました。
窓越しに実習棟を眺めることができます。休み時間には村高生が、長い渡り廊下を通って実習棟に向かう姿が見られます。窓越しに手を振り合うこともあります。
七夕飾りも飾られました。この飾りは、2年次インターンシップの時間を活用して、生徒が庁務員さんの指導を受けながら製作したものです。竹は、校地斜面から生徒たちが切り出しました。そして、図書司書さんのリードの元、先生方、有志の生徒も加わることで美しい飾り付けがされました。季節感が感じられて生徒たちにも好評でした。(【図書館ブログ】も是非ご覧ください!)
美術作品のキャプションよろしく、手摺りには「仙台七夕飾りの説明」も掲げられています。アートギャラリーのような空間ですよね!
なお、七夕飾りには「健康に過ごせますように」「元気に過ごせますように」といった「万人共通王道型」の願い事、「お金が沢山貯まりますように」「百点が取れますように」「素敵な彼氏ができますように」「猫カフェに行けますように」といった「自らへのご褒美型」の願い事などがありました。
「背が伸びて、やせて、髪の毛が早く伸びますように」という「複合型」の願い事も登場するなど、楽しくて純朴な村高生の姿が、色とりどりの短冊に散りばめられていました。
暑さも厳しい毎日が続きますが、村高生の皆さん、体調管理に気を配り、元気に夏休みを過ごしてくださいね。
ブログを見てくださっている全国の皆さんも、健康第一でお過ごしください。
【校長のつぶやき】楽しい体育祭(2025.7.4)
6月26日(木)、27日(金)に、体育祭が開催されました。今年も、村高生体育委員、各運動部の生徒、生徒会執行部をはじめ、出場選手の活躍によりとても楽しく、充実した2日間となりました。
開会式の様子。体育館の窓から見える木々の姿が、窓枠をフレームとした絵画作品のように見えるのが、私のお気に入りです。
開会式では、3名の3年生が元気よく選手宣誓してくれました。
各競技の決勝戦前には、各年次がクラスの垣根を越えて円陣を組んでいました。
優勝チームと教職員チームとのエキシビションマッチも行われ、私も参加させてもらいました。男女バレーボールエキシビションマッチの教職員チーム。
参加してくださった先生方、生徒との楽しいひとときを演出いただきありがとうございました。私も生徒の皆さんとの楽しい思い出ができて、とても嬉しかったです。生徒の皆さん、ありがとう。
体育祭2日目。怪我をしないよう、今日も準備体操をしてスタートしましょう。
今年の新種目、障害物競走は見応えがありました!二人三脚ででんぐり返し。
二人三脚でパン食い競争。
二人羽織でパンを食べるペアも登場しました。奮闘する選手たちを、みんなで大笑いしながら応援しました。
最終種目は綱引き。年次対抗で、どの学年も力を尽くして頑張りました。
閉会式の後、年次ごとの記念撮影。
勝っても負けても、選手も応援している生徒も皆笑顔、村高生最大の持ち味である「優しさ」や「心の温かさ」に溢れる2日間でした。皆さん、お疲れ様でした。
そして、今回もブログを見てくださった皆さん、ありがとうございました。